東京女子大学トポロジーセミナー
2009年度
- 研究集会「結び目理論」
- 日時: 2010年3月20日(土) 10:00 〜 17:40
- 場所: 9号館9101教室
- 第6回
- 日時: 2009年12月5日(土) 13:30 〜 (招待講演+自由講演)
- 場所: 9号館9201教室
- 招待講演: 日本数学会賞建部賢弘賞奨励賞受賞記念講演会
- 講演者: 田中 心氏 (東京学芸大学教育学部)
- 題目: 曲面結び目や曲面ブレイドに関するいくつかの話題
- アブストラクト:
四次元空間内の結び目理論(曲面結び目)とブレイド理論(曲面ブレイド)の概略を説明し, 講演者によって今までに得られた結果を中心に紹介する. カンドルと呼ばれる代数系を用いて得られる曲面結び目不変量に焦点を当て, それらの不変量を用いて分かった事を主に述べる予定である. 時間が許せば, 曲面ブレイドのチャート表示に関する話題にも触れたい.
- 自由講演:
- 講演者: 谷山 公規氏 (早稲田大学教育学部)
- 題目: Multiplicity category of knots
- 第5回
- 日時: 2009年10月10日(土) 13:30 〜 (招待講演+自由講演)
- 場所: 9号館9103教室
- 招待講演:
- 講演者: 鄭 仁大氏 (大阪市立大学大学院理学研究科)
- 題目: Alexander-Conway多項式が成す単体的複体について (一部は市原 一裕氏(奈良教育大学)との共同研究)
- アブストラクト:
結び目の交差交換を用いることで, Alexander-Conway多項式が成す集合に距離を定めます. 本講演では, その距離を用いて単体的複体構造を導入し, それが満たす性質について考察します. 特に, 種数が2以下の交代結び目のAlexander多項式が成す部分複体について得られた結果を紹介します. 又, 交差交換の代わりにデルタ変形を用いることで定義される距離, 及びそれから定まる単体的複体についても考察します. ここでは特に, この単体的複体がGromov双曲的であることを示します.
- 自由講演:
- 講演者: 新國 亮氏 (東京女子大学現代教養学部)
- 題目: On intrinsically knotted or completely 3-linked graphs (花木 良氏(早稲田大学大学院教育学研究科), 谷山 公規氏(早稲田大学教育学部), 山崎 晶子氏(東京女子大学大学院理学研究科)との共同研究)
- 第4回
- 日時: 2009年7月18日(土) 13:30 〜 (招待講演+自由講演)
- 場所: 2号館2201教室 (いつもと会場が異なるのでご注意下さい)
- 招待講演:
- 講演者: 小畑 久美氏 (大阪市立大学数学研究所)
- 題目: 完全グラフの空間埋め込みに含まれる結び目と結び目の円周型埋め込みについて (田中 利史氏との共同研究)
- アブストラクト:
$(2n-5,2)$型トーラス結び目を内蔵する$2n-1$(または$2n$)頂点完全グラフの線形埋め込みを構成した($n$は4以上). 結び目の不変量となる円周数を定義し, 知られている不変量との比較を得た. さらに結び目が三葉結び目であることと結び目の円周数が3であることは必要十分条件であることと, 8の字結び目の円周数が4であることを示した.
- 自由講演:
- 講演者: 新國 亮氏 (東京女子大学現代教養学部)
- 題目: Classification of spatial graphs up to $C_{4}$-moves
- 第3回
- 日時: 2009年6月20日(土) 13:30 〜 (招待講演+自由講演)
- 場所: 9号館9101教室
- 招待講演:
- 講演者: 谷山 公規氏 (早稲田大学教育学部)
- 題目: Local moves on spatial handcuff graphs (新國 亮氏, 法貴 孝哲氏との共同研究)
- アブストラクト:
ハンドカフグラフの空間埋め込みの$C_{4}$-分類を行なう. 実際にいくつかの不変量の組み合わせが$C_{4}$-分類の完全不変量になることを示す.
- 第2回
- 日時: 2009年5月23日(土) 13:30 〜 (招待講演+自由講演)
- 場所: 9号館9101教室
- 招待講演:
- 講演者: 新國 亮氏 (東京女子大学現代教養学部)
- 題目: Conway-Gordonの定理の精密化とその応用
- アブストラクト:
空間グラフ理論におけるConway-Gordonの定理とは, 任意の空間6頂点完全グラフについて, 含まれる2成分絡み目の絡み数の総和は2を法として1となり, また, 任意の空間7頂点完全グラフについて, Hamilton閉路の像として含まれる結び目のConway多項式の2次の係数の総和は2を法としてやはり1となることを主張するものです. 系として, 任意の空間6頂点完全グラフは2成分非分離絡み目を含み, また任意の空間7頂点完全グラフは非自明な結び目を含むことがわかるのですが, 本講演では, このConway-Gordonの定理の整数持ち上げとも解釈できる精密化を与え, それによって可能になった幾つかの応用について述べます.
- 自由講演:
- 講演者: 堀内 澄子氏 (東京女子大学大学院理学研究科)
- 題目: Vassiliev type invariants for spatial embeddings of $K_{4}$
- 講演者: 谷山 公規氏 (早稲田大学教育学部)
- 題目: Heawood graph is self-knotted (joint remark with R. Hanaki)
- 講演者: 大山 淑之氏 (東京女子大学現代教養学部)
- 題目: 無題
- 第1回
- 日時: 2009年4月18日(土) 13:30 〜 (招待講演+自由講演)
- 場所: 9号館9101教室
- 招待講演:
- 講演者: 花木 良氏 (早稲田大学大学院教育学研究科)
- 題目: Pseudo diagrams of knots, links and spatial graphs
- アブストラクト:
この研究の目的は, 射影像から結び目, 絡み目及び空間グラフの自明性及び非自明性を調べることです. そこで, 一部の二重点に上下の情報を与えた射影像を準射影図(pseudo diagram)と名づけ, 得られた結果を紹介します.
- 自由講演:
- 講演者: 山崎 晶子氏 (東京女子大学大学院理学研究科)
- 題目: Some new intrinsically knotted or 3-linked graphs
戻る